# 現在の技術案件の近況
## Debian noroot 環境案件
### その1
ここ最近は、 Debian noroot 環境に導入する為の Ubuntu 19.04 環境の作成を行っていた。基本的には、以下の手順で作業を進めた。
なお、以下の作業は Terminal Emulator の内部ストレージ領域に
なるディレクトリを作成して行った。ubuntu
- 先ず Ubuntu 19.04 環境は、[canonical.com で配布されている tarball][1] をベースとした。
- 上記の tarball を前述したディレクトリに展開し、同じディレクトリに proot 等を置いた。
- そして、[Debian noroot 環境の動作原理][2]に基づいて proot を起動するスクリプトを記述した。
[1]:https://partner-images.canonical.com/core/disco/current/
[2]:https://qiita.com/z80oolong/items/4ef119a6af79a9276a0d
### その3
- 最後に、 MATE デスクトップ環境を起動するスクリプトを起動すると、 XSDL サーバに MATE 環境が描画されるので、適切に画面表示及び日本語入出力の設定を行う。
以上の作業により、以下の画像の様な MATE デスクトップ環境が得られた。
なお、以上の環境は現時点では試作の環境であり、今後試作の環境が置かれている
ディレクトリ以下のファイル群を tarball で固めて、 Debian noroot 環境に移動・展開して、本格的な動作確認を行う予定である。ubuntu
また、試作環境の段階において、現時点では、以下の問題点が判っている。
- dbus daemon の動作について、
に関する動作が不安定である。/var/run/dbus/dbus_system_socket
-
ディレクトリが存在しない場合は、当然に上記ソケットの作成に失敗し、 MATEデスクトップの設定の一部が起動しない問題が発生し、上記ディレクトリが存在する場合でも上記ソケットの通信に不具合が発生する場合がある。/var/run/dbus