# 現在の技術案件の近況
## GPD MicroPC 案件
### LXDE 環境の導入について
先日、 Ubuntu 19.04 を Wubi 経由で導入した GPD MicroPC 環境について、通常使用するデスクトップ環境について検討していたが、この度、軽量な環境軽量なデスクトップ環境である LXDE の導入を行った。
LXDE については、従来より使用していた環境であり、また使い慣れた環境であるので非常に快適である。
### /home, /var ディレクトリの移設について
ここで、 GPD MicroPC に Wubi 経由で導入した Ubuntu 19.04 環境は、そのルートパーティションを EFI システムパーティションを含む C ドライブ上に導入した。
この為、Ubuntu 19.04 のルートパーティションの容量が現時点では 64GB 程度しか無く、今後大量のソフトウェア及びデータを格納する際は非常に不便を強いられる事が予想された。
そこで、 /home, /var ディレクトリ以下の内容を増設した microSD に移動する事を検討した。
### /home, /var ディレクトリの移動手法
以下、 GPD MicroPC 上の Ubuntu 19.04 環境の /home, /var ディレクトリ以下の内容を増設した microSD の領域に移動する手法は以下の通りである。
- 先ず、増設した microSD 上にパーティションを切り、 ext4 ファイルシステムを作成する。今回は、増設 microSD の領域全体で1個のパーティションと ext4 ファイルシステムを作成した。
- 次に、 GPD MicroPC 上の Ubuntu 19.04 環境をリカバリモードで起動して、増設 microSD 上に作成した ext4 領域を適当なディレクトリにマウントする。
- そして、 /home, /var ディレクトリの内容を増設 microSD 領域に移動した後、移動先のディレクトリを
を用いてルートディレクトリ上の /home, /var ディレクトリにバインドする。mount --bind ...
- その後、設定ファイル
の末尾に後述で示す記述を追記する。/etc/fstab
###
の設定/etc/fstab
以下に、前述したファイルシステムのマウントに関する設定ファイルである
に追記する設定について記述する。/etc/fstab
ここに、
は、増設 microSD 上に作成した ext4 ファイルシステムの UUID を、 <UUID of ext4>
は、増設 microSD 上に作成したファイルシステムのマウント先のディレクトリを示す。/mnt/expand
...(略)...
UUID=<UUID of ext4> /mnt/expand ext4 error=remount-ro,rw 0 1
/mnt/expand/home /home none bind 0 0
/mnt/expand/var /var none bind 0 0
...(略)...
以上の設定により、増設 microSD のマウントが可能となった。
##
の記述/etc/fstab
以下の記述が正当。
...(略)...
UUID=<UUID of ext4> /mnt/expand ext4 rw,error=remount-ro 0 1
/mnt/expand/home /home none bind 0 0
/mnt/expand/var /var none bind 0 0
...(略)...